人気ブログランキング | 話題のタグを見る

パリ近郊のカントリーライフ

日本映画 in paris

♪ポーニョ、ポニョポニョさかなの子ー♪

というわけで、フランスでも復活祭の学校休みにあわせて公開された『崖の上のポニョ』見に行ってきましたよ。
コブタと同級生の女の子を連れて、近所の映画館でフランス語バージョンでしたが・・・。
コブタの同級生は意味もわからないのにポニョの歌を日本語で覚えさせらていたので、映画が公開されたら連れてってあげると約束していました。
ようやくそのポニョなるものを見られてご満足でした。
映画館の中で隣に座っていた4歳くらいの女の子が映画の始まりのスタジオジブリのタイトル(ブルーに白でトトロが書いてあるやつ)を見て思わず『totoro!』と小声で言ったのが可愛かった。
ここにもジブリファンがいるんだなーと驚きました。
日本映画 in paris_f0044892_5263252.jpg

日本からビジュアル版の本を頂いて、ページが擦り切れるほど読んでいたコブタはあとで『日本語で言ってるのとフランス語で言ってることが違ってた』とブツブツ言ってましたが(え?何処何処?)、私は仏人にインスタントラーメンわかるのかなー?と思ってました。

フランスではこのところ立て続けに日本映画が公開されていて、先週は是枝裕和監督の『歩いても歩いても』を見てきました。
公開初日でしたが、なかなかの入りでした。
日本人でも仏人でもそれぞれの家族を投影して見るのではないかしら。
誰にもある家族の愛すべきところ、そしてちょっと目を背けたくなるところ。
少し切なくて懐かしい実家の匂い、とてもステキでした。
仏人に一番受けていたのは樹木希林がお風呂で入歯を洗うところ。(大爆笑)
仏でのタイトルはstill walkingです。
日本映画 in paris_f0044892_5284168.jpg


数週間前はこれまた黒澤清監督の『トウキョウソナタ』を見てきました。
どこにでもありそうな微妙なバランスが崩れて崩壊し始める家族。
去年の金融危機以来、明日はわが身です。
最後の方少ししか出てこない役所広司さんがすごい存在感でした。
絶望のかなたのかなたの向こう側に光る希望の最後がよかったです。
日本映画 in paris_f0044892_2243952.jpg


この3本すべて、フランスの映画情報サイトでの『メディアが選ぶベスト10』に入っています。
ちなみに今のベストテンは
1 A bout de course (旅立ちの時)
2 グラントリノ
3 ミルク
4 歩いても歩いても
5 崖の上のポニョ
6 wellcome(ヴァンサン・ランドン主演の社会派ドラマ)
7 トウキョウソナタ
8 Wendy et Lucy
9 Brendan et secret de Kells(アイルランド・仏・ベルギー合作のアニメ)
10OSS 117(スパイ映画のパロディもの)
by xthneh5d | 2009-04-28 02:20 | パリのあれこれ