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パリ近郊のカントリーライフ

イブ・サン・ローラン回顧展

コブタは無事帰って来ましたが、いない間に羽を伸ばしすぎた私はハハに戻るためのリハビリ中です。(汗)

さて、コブタがいない間は仕事のあと、夜な夜なあちこち遊びまわっておりました。
パリはまだまだ風が冷たくてコートは脱げませんが、アフターファイブ(なんてもう死語ですね)の自由な空気は私を糸の切れた風船みたいにふわふわと空に舞い上がらせてくれるようでした。
カルティエ・ブレッソン財団にドワノーの写真展を見に行ったり、モンマルトルの怪しいカキ屋でシーフードを食べたり・・・。
きっと行こうと楽しみにしていたイブ・サン・ローラン回顧展も見に行ってきました。
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このロゴでもおなじみのサン・ローラン、ファッションにはとんと疎い私でも知っているフランスを代表するデザイナーですが、彼の作品を時系列に展示してあるのはもちろん、彼とゆかりの深いカトリーヌ・ドヌーヴの映画やファッションショーのビデオの上映もありました。
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こんな風にオートクチュールのドレスがずらりと並んでいます。
21歳の若さで主任デザイナーとして働いていたディオールのメゾンでの作品から、2002年の引退までの作品がずらりと並ぶ展示は圧巻です。
どれもこれも当時には革新的なデザインだったものばかり。
門外漢の私でも見たことのあるシースルーのトップ、モンドリアンのワンピース、サファリルック、スモーキング、パンツルックなどなど。
すわり心地のいいソファに腰を下ろして、ゆっくりと鑑賞してきました。
若い人もサンローランと同年輩であろうご婦人方も、いかにもモード界の方もまったく関係ない普通のおばちゃん風の方もいて、フランスという国でモードを支える裾野の広さを感じました。
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常設展の方は人影もまばらでしたが、クールベやボナールなどの19世紀末の絵画や彫刻、装飾家具などがあり、こちらもゆっくりと鑑賞できます。
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サン・ローラン展は11ユーロとかなりお高い入場料ですが、その分の価値はあると思います。
8月29日まで開催されているので、チャンスのある方は是非足を運んでみてくださいね。
by xthneh5d | 2010-04-17 04:29 | アートなお出掛け