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パリ近郊のカントリーライフ

カテゴリ:アートなお出掛け( 7 )

美術館の夜

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年に一度の無料開放の夜。
今年は何年かぶりにパリでハシゴしてきました。
植物園にある進化の大ギャラリー。
7時に入って出てきてもまだ明るかったので、そのままオルセー美術館へ。
館内で生演奏のジャズを聴きながら、久しぶりにのんびり過ごしました。
出てきたらまだまだ長蛇の列でした。
〔最終入場は10時半〕
すっかり足が棒になったところで、田舎に帰りました。

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by xthneh5d | 2016-05-22 18:14 | アートなお出掛け | Trackback | Comments(0)

イブ・サン・ローラン回顧展

コブタは無事帰って来ましたが、いない間に羽を伸ばしすぎた私はハハに戻るためのリハビリ中です。(汗)

さて、コブタがいない間は仕事のあと、夜な夜なあちこち遊びまわっておりました。
パリはまだまだ風が冷たくてコートは脱げませんが、アフターファイブ(なんてもう死語ですね)の自由な空気は私を糸の切れた風船みたいにふわふわと空に舞い上がらせてくれるようでした。
カルティエ・ブレッソン財団にドワノーの写真展を見に行ったり、モンマルトルの怪しいカキ屋でシーフードを食べたり・・・。
きっと行こうと楽しみにしていたイブ・サン・ローラン回顧展も見に行ってきました。
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このロゴでもおなじみのサン・ローラン、ファッションにはとんと疎い私でも知っているフランスを代表するデザイナーですが、彼の作品を時系列に展示してあるのはもちろん、彼とゆかりの深いカトリーヌ・ドヌーヴの映画やファッションショーのビデオの上映もありました。
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こんな風にオートクチュールのドレスがずらりと並んでいます。
21歳の若さで主任デザイナーとして働いていたディオールのメゾンでの作品から、2002年の引退までの作品がずらりと並ぶ展示は圧巻です。
どれもこれも当時には革新的なデザインだったものばかり。
門外漢の私でも見たことのあるシースルーのトップ、モンドリアンのワンピース、サファリルック、スモーキング、パンツルックなどなど。
すわり心地のいいソファに腰を下ろして、ゆっくりと鑑賞してきました。
若い人もサンローランと同年輩であろうご婦人方も、いかにもモード界の方もまったく関係ない普通のおばちゃん風の方もいて、フランスという国でモードを支える裾野の広さを感じました。
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常設展の方は人影もまばらでしたが、クールベやボナールなどの19世紀末の絵画や彫刻、装飾家具などがあり、こちらもゆっくりと鑑賞できます。
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サン・ローラン展は11ユーロとかなりお高い入場料ですが、その分の価値はあると思います。
8月29日まで開催されているので、チャンスのある方は是非足を運んでみてくださいね。
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by xthneh5d | 2010-04-17 04:29 | アートなお出掛け | Trackback | Comments(4)

プレイモービル展 sanpo

一週間のご無沙汰です。(この昭和の名言を残した方も最近亡くなられましたね。合掌)
久々のアートなお出掛けはコブタの見たがっていた装飾芸術美術館内で行われている『プレイモービル展』へ行ってきました。
ドイツ生まれのプレイモービルはヨーロッパはもちろん、日本でも人気のあるミニチュアのおもちゃです。
目と口しか描かれていない人形を始めとして、さまざまな動物や建物、乗り物などののバリエーションがあり、フランスの子供は必ずこのおもちゃを手にしたことがあるはずの超定番。
コブタも山ほど持っていますが、最近再びマイブームらしく、自分のおこづかいでコツコツ買い足しています。
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装飾芸術美術館はルーブル美術館のお隣り、ルーブル宮の続きにあります。
もともと生活装飾の美術館なので、アカデミックなルーブルのお隣ながら独自の展示や企画展がなかなか面白いんですよ。

土曜日のお昼過ぎ、さほど混んでもおらずチケットを購入して(子供は無料です)エレベーターで2階の特別展へ。
ギャラリー2部屋分、プレイモービルで作られたノアの箱舟やサーカス、農場や市場の風景がガラスケースのなかにぎっしりと詰め込まれて展開しています。
子供達はガラスケースに釘付け、大人もみなかつてプレイモービルで遊んだ子供に戻って、デジカメで撮りまくりです。
お父さんと子供が『パパもこれ持ってたよ』とか『おばあちゃんちにこれあったね』とか話しているのが微笑ましかったです。
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さて常設展は中世から現代までの室内装飾、家具、食器、細工物など15万点の所蔵を誇ります。
時代ごとに分類されているので、中世からルネッサンス様式を始めとして、ロココ様式のギャラリーの隣にはナポレオン時代の家具、アールヌーヴォーの曲線ぐにゃぐにゃの家具などなど見やすく展示されています。
家具だけでなく、銀食器や焼物のコレクションも見応えたっぷりです。
建物の一番上の方(エレベーターを乗り換えないと昇れないのでわかりにくいのですが)には1940年代から90年代の家具が並んでいます。
吹き抜けの空間を生かした回廊状のギャラリーをひとつひとつ見ていると、下にはこんな椅子のコレクションもありました。アールデコもいいけれど、フリーマーケットでもまだ見かけるようなこんなスタイルの家具も今や美術史の一部になっているんですね。
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子供の椅子だってこんなにカラフルで洗練されています。
こんなのうちにも一つ欲しいなー。
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常設展を回って、もう一度プレイモービルを見て帰ろうかと思ったら、お昼を食べて見に来た小さなこどもたちでいっぱいでガラスケースに近寄ることもできないほどの混み具合でした。
これから行かれる方は午前中早い時間をお奨めします。
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by xthneh5d | 2010-03-28 06:53 | アートなお出掛け | Trackback | Comments(4)

アンリ・カルティエ・ブレッソン

めまぐるしく変わる秋の空。
朝家を出る時には満天の星だったのが、パリの駅に着くと冷たい小雨が降っていたり。
この日はめずらしくすっきりしない曇り空が夕方仕事を終える頃には強い風で拭い去られて、目に染みる青空がひさしぶりに覗いていました。
メトロの階段を上がりながら見上げた夕暮れ空。
今日は仕事帰りに寄り道して、アンリ・カルティエ-ブレッソンの写真展を見てきました。
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偶数年の11月はパリの写真月間で、今年もさまざまな写真展が開催されています。
写真の好きな友人に一度行ってみるといいよと勧められてアンリ・カルティエ-ブレッソン財団へ。
ここは彼の全作品を保護するために設立され、今年生誕100年を記念しての展覧会も企画されています。
モンパルナスの裏側の静かな住宅街の一角にある建物は白を基調にしたモダンな造り。
残念ながら写真展は撮影禁止なので、階段部分だけ。
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f0044892_6305692.jpg100年を記念して子供の描いたクレヨン画が飾られていました。
95歳で亡くなったカルティエ-ブレッソン。
ついこの間までご存命だったんですね。
晩年は成功した写真よりも肖像画に専念していたそうです。


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若き日の肖像。

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彼の愛用していたライカ。

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帰って来てからふと思い出して探してみたら、彼の写真展を88年に日本で見た時の写真集が見つかりました。
20年の時間を越えて、私は同じ場所へ戻ってきたのでした。
ムフタール街というタイトルのこの写真で、量り売りのワインを両脇に抱えて得意そうな男の子はいつまでも色あせずに切り取られた瞬間の中で微笑んでいます。
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by xthneh5d | 2008-11-10 06:22 | アートなお出掛け | Trackback | Comments(16)

後ろに・・・

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コブタの後ろに忍び寄る巨大な手!
捕まっちゃうよー!

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下からあおってみると本当に大きく感じますが、実物もかなり大きいです。
サンジェルマン・デ・プレではあちこちにオブジェが置かれています。
このエリア在住のアーティストの作品を紹介する特別展です。
メトロの階段を昇ってくるといきなりこの巨大な女の子が立っていて、ちょっと驚かされました。
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by xthneh5d | 2008-06-01 06:10 | アートなお出掛け | Trackback | Comments(10)

ロダン美術館の花

最後はお庭のお花です。
バラもいっぱいありました。
初夏から夏にかけてもっとたくさんの種類の花が咲くのでしょう。

マロニエの木の根元にムスカリの花が咲いていました。
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これは何の花なのかな。
花があふれるほど咲いていてとてもきれいでした。
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この花のもっと小さい種類のものは近くの森の小道にたくさん咲いている野草なのですが、これは改良された品種なのかもしれません。
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これはゆきやなぎ?と思いましたが、どうも小でまりのようです。
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これは牡丹か芍薬でしょうか。
もうすぐ花が開くところでした。
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エッフェル塔も近くに見えます。
オルセーからも近いし、パリのお散歩ルートに加えたいところですね。
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by xthneh5d | 2008-04-21 06:21 | アートなお出掛け | Trackback | Comments(6)

ロダン美術館の庭

さて、特別展をみた後は常設展示を見ようと思ったらここは定時で閉まった後でした。
ガーン!チケットを買うときにそういってくれれば先に常設展示の方を見たのに・・・。
嗚呼、ここはやっぱりフランス。
しかし落ち込んでばかりもいられないので、常設展は今度の時にとっておいて(ゴッホの絵もあったのに・・・しくしく)、お庭の方をゆっくり散歩しました。
夕方7時を過ぎても春の空はまだまだ明るく、お庭にはほとんど人もおらず貸切状態でした。
美しいフランス式庭園のあちこちにロダンの彫刻が立っており、高い塀の向うを走る車の音さえなければちょっとした郊外のお散歩気分です。
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マロニエの木がむくむくと葉っぱを広げはじめています。
この葉っぱが完全に広がると大人の顔よりも大きくなって、ステキな緑の天井になります。
フランスの公園の定番です。

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入り口のすぐ脇にある『カレーの市民』
カレー市より依頼されたもので、街を守るために犠牲となった6人の市の代表にささげられたものです。
市が望んでいたのは街の英雄の彫像だったのに、ロダンは人間の恐れや悲しみを全面に打ち出した作品に仕上げてしまい、せっかくの作品は初め冷遇されたそうです。
ロダンって仕事でも女性関係でも生きにくい人だったのでしょうね。


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ダンテの神曲をテーマにした『地獄の門』。
これまた新しい美術館のために注文されて作り始めたのにもかかわらず、美術館の建設自体が中止になってしまいキャンセルに。
しかし自分のためにコツコツ作り続けたものの未完で終わったもの。

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これはかの文豪ビクトル・ユーゴーの像。
これまたユーゴーの死後、パンテオンに入れるための彫像を注文され、試作に試作を重ねて作った座像(横すわりですが)を作ったところ、立像でないと置けないという理由(!)で突っぱねられたものだそうです。
ああ、どうしてロダンって・・・。


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庭の奥の奥にはこんなデッキチェアーが置かれているところもありました。
子供用の砂場もあり、この庭に子供を連れてきて遊ばせるご近所のブルジョアのご家族で週末はにぎわうそうです。
お庭だけの入場料は1ユーロです。(子供はもちろん無料)

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左は『バルザック』、右は有名な『考える人』です。
バルザックも文芸協会の注文で作ったものの、作ったのは寝巻き姿で作品の構想を練る文豪のお姿。
協会のお偉方だけでなく、当時のジャーナリズムからもさんざんからかわれ、非難轟々のあげくに受け取りを拒否されたものです。
今でこそ極東の日本でも有名なロダンですが、革新的なものはその時代には受け入れられぬ世の常で不遇な生涯を終えました。
金銭的には困らなかったのですから、ゴッホやモジリアーニよりはマシと言えますが。

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庭の中にはこんな素敵なカフェテリアもあります。
次はもう少し暖かくなってからコブタといっしょに来て見たいなあ。
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by xthneh5d | 2008-04-20 06:14 | アートなお出掛け | Trackback | Comments(6)