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パリ近郊のカントリーライフ

シャンティイ城

パリの北にあるシャンティイ城へ行ってきました。
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14世紀に建築されたものですが、建て増しされたり、フランス革命で破壊されたりで、今の形に再建されたのは19世紀。
城の周りは広大な森が広がり、かつての王や貴族の狩場でした。
この城のとなりにそのための大きな厩舎があり、今は馬の博物館になっています。
その隣には現在も使われている競馬場もありますよ。
とにかく広くて車でないと大変です。
初めてフランスに来た頃、国鉄で来た事がありましたが、駅から城の入り口まで軽く20分はかかってしまい、それだけでヘトヘトになってしまった記憶があります。

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かつては何十頭も馬が並んでいたであろう場所にずらりと時代ごとの馬具を付けた展示が並んでいます。
古の王侯貴族の時代の馬車から戦争に使われた軍馬、そして現代までとギャラリー式に並んだ様はなかなか壮観でした。

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これはアメリカのカウボーイの鞍なんだそうです。(コブタ談)

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一番奥に馬術のショウを見せるスペースがあります。
お客が席に着く間にぐるぐる回っていたこの赤い制服のお姉さんは、ただの練習かと思っていたらショウの前の説明係りでした。
大まかに馬の乗り方、調教の仕方などを説明してくれます。
ショウの間は残念ながら写真撮影は禁止でしたが、サイトで動画が少し見られます。(音が出ます)
ただ馬に乗ってみせるだけでなく、シャンティイの城の歴史と馬をからめてあり、乗り手はその時代のコスチュームを着ています。
言葉は一切なく、音楽のみですが、なかなか見応えのあるショウでしたよ。
ただし、砂埃がすごいので席はかぶりつきではなく、少し離れた上の方がいいようです。
それでも喘息などの方はやめたほうがいいでしょう。
途中からハンカチを口に当てて見ましたが、終わる頃には喉がゴロゴロでした。


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たっぷり砂埃をかぶったあとはお城の庭へ。
冷たい森の風が気持ちよく吹き渡っています。
今回は時間がなくてパスしましたが、お城の中も有名な絵画のコレクションがあるので必見です。
お庭はベルサイユ宮殿と同じ庭師のル・ノートルの設計です。

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秋の日は釣瓶落としで、あっというまに日が暮れ始めてしまいました。
庭も広大なのですが、今回はほんの入り口しか見られませんでした。
次回は日の長い夏に再挑戦したいと思います。
by xthneh5d | 2009-11-29 06:19 | あちこち旅行記