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パリ近郊のカントリーライフ

アムステルダムへ その1 アムステルダム国立美術館

パリからアムステルダムは約500キロ。
特急タリス号では4時間です。
日本で言ったら東京大阪間くらいでしょうか?火曜日の仕事を終えて7時のタリスに乗り込むと11時にはアムスに到着します。
アムステルダムへ  その1 アムステルダム国立美術館_f0044892_10455438.jpg

ちょうどこの日から気温が下がり、到着したアムスは雹まじりの嵐が吹き荒れていました。
寒い寒いと大急ぎで駅前のホテルに逃げ込みます。

一晩中吹き荒れた嵐で翌朝は街路樹の枝が歩道に散乱していました。
オランダの初冬らしく、くるくると変わるお天気が雨にならないうちにトラムに乗って国立美術館へ行きました。アムステルダムへ  その1 アムステルダム国立美術館_f0044892_1048452.jpg
アムステルダム国立美術館はただいま改装工事中。
以前に来たのは20年前!(光陰矢の如し)
現在の入り口は昔の裏口にあたるところです。
中に入ると吹き抜けのホールはとてもモダンな造りになっていました。
残念なことに膨大なコレクションの一部だけが現在公開されていましたが、やっぱりオランダが誇る16から17世紀のフランドル絵画のコレクションはすばらしいの一言です。


アムステルダムへ  その1 アムステルダム国立美術館_f0044892_10503365.jpgアムステルダムへ  その1 アムステルダム国立美術館_f0044892_10521760.jpg左はレンブラントの『ユダヤの花嫁』
晩年の傑作のひとつです。
右は有名なフェルメールの『ミルクを注ぐ女』
輝く光を一瞬に閉じ込めた美しさにうっとり。


アムステルダムへ  その1 アムステルダム国立美術館_f0044892_10552250.jpgアムステルダムへ  その1 アムステルダム国立美術館_f0044892_1057299.jpg左は私の好きなヤン・ステーンの絵。
庶民の暮らし(といっても裕福な家族ですが)を生き生きと描いています。
彼の子供の絵は細かなところまでとても面白いんですよ。

この絵はフランドル地方のクリスマスの朝の情景。
プレゼントをもらった子供、もらえなくて泣いている子供、小さい兄弟に煙突を指差して教えているおにいちゃん、歌を歌っている子供などなど。
一枚の絵にお話が描きこまれています。
右はご存知レンブラントの『夜警』。
現在は小さな部屋に展示されていました。
昔は確かルーブルみたいな大きな部屋に堂々と架けられていたはず。
改装工事が終わったら、また改めて見にこなくっちゃ。
またアムステルダムに来る用事ができました!

コンパクトにまとめられたおかげで、コブタもおとなしく(暴れずに)いてくれました。
by xthneh5d | 2006-11-06 10:25 | あちこち旅行記